ビジネスポリシーを製作中です 2015-11-13
ここ10日ほどマスメディアの表に出てこない
エフセキュア事件を見ている理由はタイトルにある
「ビジネスポリシー」と関連があります。
日本語では経営理念や経営方針や家訓という表現になります。
英語にすると法人企業であれば普通は
「Corporate Philosophy(コーポレ-ト フィロソフィ)」になりますが、
私の場合はまだ法人化していないので
「ビジネスポリシー(business policy)」と表記しました。
JGAPに対応させるということできちんとした組織の枠組みを作る必要があるからですが
そのためには「ビジネスポリシー(business policy)」をはっきりさせないといけません。
2012年5月に輪島税務署に個人事業主登録をして青色申告届けを出しましたが、
その前の3月4日に経営方針は決めていました。(一部抜粋)
1年間の農業研修が3月で終わったあとに4月から1ヶ月間、
茨城県にある日本農業実践学園に有機農業研修に行くことが決まっていたので
一応というかあとから修正することを前提に簡単に作成したものです。
新しく始めるにあたって次のことを目標にします。
- 人にも自然にもやさしい土づくりをします。
- JGAP認証を目指します。
- 市場の要求に応えられる品質と数量を一定期間生産できるようにします。
とりあえず1と2の項目はクリアできました。
今は3の項目に取り組んでいますが、そこに進むまでのプロセスが・・・・・思案中です。
ぶっちゃけると穴水町の生産農家で参考にできるところはないので
石川県外に出かけてあちこちの現場を見てきて
ゼロから構築する作業をしています。
消費者というか国民目線からみれば安全で安ければ
そして偽装がなければ中国産でも韓国産でもいいわけです。
見た目はきれいで安いけれど危険な偽物がどこに混ざっているか分からないから
中国産と韓国産を買わないだけです。
今でこそメイドインジャパンといえば高品質の代名詞になりましたが
世界が認めたのはベトナム戦争あたりぐらいからだと思います。
1950年7月、アメリカのデミング博士が日本で「品質管理セミナー」を開催してから
日本でQC活動が始まったので、そこからメイドインジャパンになるまで
20年くらいかかってます。
リンク先:品質管理の歴史(エスケーコンピューター・ワールド有限会社)
私は第3次産業→第2次産業→第1次産業と川下から川上に上がってきたので
第1次産業以外の現場はある程度分かります。
QC活動は今の日本の企業ではあたりまえに行われています。
整理(せいり)、整頓(せいとん)、清掃(せいそう)、
清潔(せいけつ)、躾(しつけ)の5Sや
建設現場の朝礼でやっている危険予知訓練のKY活動
(朝日新聞の珊瑚へのKY活動は違います)もそのひとつです。
品質管理のセミナーだとデミング博士の名前を聞くこともあるかと思います。
今はここに知的財産権を管理する問題が入ってきています。
日本の農業現場は個人経営がほとんどなのでこの部分が大きく遅れています。
一番大きい理由は経営に対する考え方の違いでしょう。
私はこの記事の最初の方に「青色申告届けを出しました」と書きましたが
これは税務署からのアドバイスでした。
私が青色申告届けを出した2012年の段階で
「2014年(平成26年分)1月~)からは白色申告者にも記帳が義務づけられること」が
決まっていたので、これから新規で開業するんだったら青色申告にした方がいいですよ
といわれたためでした。
リンク先:個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について(国税庁)
けれども年配の農業者の方は今まで農協にすべて任せていたので
いまさら記帳と帳簿の保管をしろと言われても無理でしょう。
穴水町の役場ですら今年の確定申告で青色申告をしようとしたら
そういうのは輪島税務署でやってくださいと断られたくらいです。
今まで2年間は普通に青色申告が町役場でもできたので
不思議な気持ちになりましたが、税金関係は不備があるといけないので
無理にごねないで素直に輪島税務署に今年は行きました。
面倒くさいということがあるんでしょうが、
まずは補助金に頼らないお金もうけのシステムを
これからの日本の農業政策に適合させて作り上げる必要があります。
そのための手段が品質管理と事故防止でその結果が生産コスト削減です。
日本の工業を参考に考えると安部総理の言う儲かる農業は
実際には20年くらいかけないと到達できないと思いますが、
始めないことには何も進みませんね。
有機作物というと大部分が今までも現在も左翼系の人が手がけているので
有機=左翼=大学生協=生協=しばき隊=危険という流れになることを心配しています。
生協を避けたら有機作物が手に入らなくなった
という事態だけは避けたいと考えています。
それをどのようにビジネスポリシーの中に盛り込むか
左翼系を刺激しない文章で考えているところです。
それとも「はしすみとしこ」さんのようにイラストでしょうか。
ちなみに「はしすみとしこ」さんのイラストはこういうのです。
フランスでいうところの政治風刺画です。
イスラム教のムハンマドを描いたのはやりすぎでしょうが
これがおかしいと暴れる人はリベラル派とは言わないと私は考えています。
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