SDGsは本や新聞をインターネットを使ってスマホやPCで見るようなもんです-2022-07-02

2022年11月27日

今年の4月から今までセイタカアワダチソウに占領されていた場所の開墾を始めました。草刈りをして積み上げる、根っこを掘り取って更地を作る、取り除いた根っこをさらに積む、1年目では完成しないのでこの作業を数年間繰り返しますが、これでセイタカアワダチソウは無くなります。
更地にしたように見える場所からは地面の中に隠れていた雑草の種が発芽を始めます。7月1日にはすっかり雑草だらけになりました。次はこの雑草の種類を変える作業をすることになります。
最初は土壌の酸性度が高くても育つ雑草が出てきます。この雑草を草刈りや耕うん作業で土の中にすき込むことを繰り返していると土壌が少しづつ酸性から弱酸性、中性へと変わっていきます。それと同時に土がふかふかになっていくので、雑草もナズナ、ハコベ、ホトケノザといった「春の七草」が育つようになります。これで普通の野菜だったら難なく作れるようになります。
自然に生えてくるまで待つ方法もありますが、別の畑で自生しているものがあればそこから取ってきてちゃんと育つか様子を見るのも一つの方法です。ともあれ開墾するところから始めると5年はかかると考えた方がいいです。
有機農業を教えてくれる学校でも開墾までは体験できません。というより時間がかかるので、慣行農法の畑を有機農法や自然農法の畑に転換させていった方が効率的です。
いま流行りのSDGsがありますが、あれを農業ですると有機農法や自然農法にたどり着きます。
SDGsと書くから斬新な発想だと考えがちですが、実際は昔からある農業技術です。
本や新聞をインターネットを使ってスマホやPCで見るようなもんです。