GFSIは農業関係者でも聞いたことがないと思います-2022-08-06

2022年11月27日

(GFSIの公式サイト)

でもグローバルGAPやASIAGAPは聞いたことがあると思います。簡単に言うとGFSIはその親玉で、ここでその基準(ルール)を作っています。
項目はたくさんあります。
グローバルGAPとASIAGAPではAとBの項目が該当しますが、細かく見ると重なっていない項目があります。
グローバルGAPにあってASIAGAPにないものはA2(魚類の養殖)です。ASIAGAPにあってグローバルGAPにないものはB2(穀類・豆類の栽培)です。
これは食文化の違いです。B3は加工前の処理についての基準(ルール)ですが、小麦などは製粉してからパンやパスタを作ります。つまり栽培については、おそらく労働者の人権問題だと思いますが、GFSIの認証を受けなくてもいいわけです。
お米は収穫して脱穀したあと精米しますが、普通はそのままの形で炊飯して食べます。それで栽培から厳しく管理するわけです。
ASIAGAPは日本の農産物輸出1兆円のアベノミクス成長戦略を達成させるために作られた規格です。
輸出を考えなければ、JGAPの方でいいと思います。