[補足]どこまでを核武装とよぶのか 2010-11-14

2019年9月6日

[日本海_NOTOブログより転載]

たぶん核武装と聞くと多くの日本人は
核ミサイルを開発して装備することだと思うでしょう。

現実の問題として
実際に日本が核ミサイルを開発しようとすると
欧米の保守派から強硬な反対意見が出ると思います。
彼らはそこまで日本人を信用していませんから。

その核が自分たちに向けられたらどうするんだ!

たぶんこんな反応をしてきます。

私自身、核の発射ボタンを現在の日本の政治家に預けて
安心できるとは到底思えません。
自分たちが約束したことを次から次へと破るような人間ですよ。

小沢や鳩山や菅や仙谷が核ミサイルの発射ボタンを
持っている姿を想像してみてください。
想像するだけであぶなくて
とてもじゃないけれど持たせられません。
民主党だけでなく野党でも同じでしょう。
自民党の谷垣総裁に持たせて安心できますか?
頼りなさそうで不安になりませんか?

私が言っているのはそういう手の込んだ話ではありません。
第一いくら日本がそれだけの技術を持っているからといっても
今からそれを始めて有事に間に合いますか?

現在日本政府が宣言している「非核3原則」を撤廃するだけです。

その上でアメリカ政府と交渉して
アメリカの原子力潜水艦に搭載している戦術核ミサイルを
日本政府が要請したときに
すぐに発射するようにしてもらうんです。
たったこれだけのことです。
ひょっとしたら日米安保条約の中に密約と言う形で
存在しているかもしれません。
それはそれでいいんです。
だったら改めて公表すればいい話です。

核というだけで拒絶反応をする左翼主義者には
これだけでも日本が核武装したように見えるでしょう。

でも私は左翼ではありません。
もちろん「アメリカの核は広島や長崎を
火の海にした核だからいけないけれど、
中国の核は防衛のためのきれいな核だ」と
いっている日本の左翼主義者はきらいです。

「核をなくそう」というのならば
中国の核に対しても廃絶するための抗議活動をしないと
理屈がとおりません。

アメリカ政府も核は厳重に管理しています。
そのアメリカ政府に核攻撃を頼んで
すぐに実行してもらうためには
日本とアメリカ政府との間で信頼関係が
必要になります。

中国との戦略的互恵関係をつくる前に
アメリカと戦略的互恵関係をつくる方が先だろう
というのが私の真意です。

戦後60年以上たった今でも
アメリカと日本の関係は対等ではなかったですよね?
まずはそこを対等の関係にする方が先決だと
私は考えます。