田んぼの土は宝の土 2012-05-29
だと個人的に思います。
水稲は野菜のような連作障害が出ないので
先祖代々何百年にわたって同じ場所で土を作ってきました。
いわばご先祖からの大切な遺産です。
江戸時代から継ぎ足しながら使い続けている
秘伝の鰻のタレよりももっと古いわけです。
だから畑にして野菜を作りたいからといって
田んぼに土を入れて埋めてしまって畑にしようとは思いません。
一度完全に畑や牧草地に変えてしまった田んぼを
元に戻すのは大変です。
水田の形を残して野菜を作れば
野菜に連作障害が出そうなときは
すぐに水稲に切り替えられます。
そう考えて水田の土を使って種まき培土を作ることにしました。
これは単なる思いつきではなくてちゃんとした理由もあります。
一般的に野菜の苗を作って定植する場合は、
1.種をまくトレイと 2.鉢上げをするポットと 3.定植する畑と
3回は場所を変えることになります。
その都度違う成分の土で育てるよりも
最初から同じ土を使って育てた方が
植え替えた後の根の活着が早くて丈夫な苗ができるはずです。
ということで田んぼの土を取ってきました。
場所はスギナが群生していた方でなくてススキの方です。
phを調べたら6.5までないような感じでした。
湿田でずっと水につかっていた土なので
一度乾燥させてから野焼きでできた草木灰を混ぜて
細かくしようと考えています。
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