田んぼの土は宝の土 2012-05-29

2019年9月9日

だと個人的に思います。

水稲は野菜のような連作障害が出ないので

先祖代々何百年にわたって同じ場所で土を作ってきました。

いわばご先祖からの大切な遺産です。

江戸時代から継ぎ足しながら使い続けている

秘伝の鰻のタレよりももっと古いわけです。

だから畑にして野菜を作りたいからといって

田んぼに土を入れて埋めてしまって畑にしようとは思いません。

一度完全に畑や牧草地に変えてしまった田んぼを

元に戻すのは大変です。

水田の形を残して野菜を作れば

野菜に連作障害が出そうなときは

すぐに水稲に切り替えられます。

そう考えて水田の土を使って種まき培土を作ることにしました。

これは単なる思いつきではなくてちゃんとした理由もあります。

一般的に野菜の苗を作って定植する場合は、

1.種をまくトレイと 2.鉢上げをするポットと 3.定植する畑と

3回は場所を変えることになります。

その都度違う成分の土で育てるよりも

最初から同じ土を使って育てた方が

植え替えた後の根の活着が早くて丈夫な苗ができるはずです。

ということで田んぼの土を取ってきました。

場所はスギナが群生していた方でなくてススキの方です。

phを調べたら6.5までないような感じでした。

湿田でずっと水につかっていた土なので

一度乾燥させてから野焼きでできた草木灰を混ぜて

細かくしようと考えています。