2週間が経過して 2012-06-03

2019年9月9日

わたし的にはある程度の全体イメージができました。

一枚の田んぼ広さは大雑把に見て

手前2枚が40メートルかける10メートルで400平方メートルくらい。

奥の一枚もそのくらいの広さがありそうです。

今作業中の1枚は3メートル間隔で溝(幅40センチ深さ30センチくらい)を切ってます。

溝の分があるのでひと区画は2メートル50センチ幅になると思います。

娯楽に乏しい在所なのでそろそろ私のことが噂になってるみたいです。

大多数の人がこの場所は野菜は無理派です。

ここでは無理と言っている人は条件のいい畑やハウス栽培や

生産体制の確立している野菜の大産地と比較しているかもしれません。

私もそれらと比較されたら無理だと感じます。

この場所は化学肥料と農薬と除草剤と農業機械を使う慣行農法ではたぶん無理です。

農業機械は使えないことはありませんが地面が柔らかいので

反対に農業機械自身の重さで土を固めてしまう危険の方が大きいです。

化学肥料と農薬と除草剤はここの生態バランスを破壊するだけでしょう。

反対に害虫が大発生するかもしれません。

戦後になってアメリカから入ってきた慣行農法は

結局、日本の多種多様な自然環境には

一部の農地しか適応しなかったということです。

時間はかかりますが、奥能登のこの地域の環境に適応した

作物の種を作ることから始める必要があります。

現在市販されている種のほとんどが

化学肥料と農薬の使用を前提に開発されてます。

そういうのを使いたくなければ使わずにすむ種を作らないといけませんね。

肥料については今は地元で作った米を原料にした

米ぬかを発酵させたものだけですが、

油カスを混ぜるとすれば菜の花を栽培しないといけません。

腐葉土から土を作るにしても3年はかかります。

今から始めて3年後には種と肥料と土の

全てが自給できている体制をつくれれば

この場所でも野菜の生産は可能だと私は思います。