有機JAS農産物と特別栽培農産物とJGAP農産物はどこが違うのか

2017年1月5日

この3者をまとめて比較したサイトが見つからないので簡単ですが、本当に簡単ですが大きく違う部分だけを記述します。

有機JASは農地に対する規格なので何を作っても構いません

ただし認証を受けるためにはそれまでに認証基準をクリアできる状態にする必要があります。

特別栽培農産物は作物が都道府県ごとに指定されてます

有機JAS法が制定されたあと、この法律は厳しすぎると農業団体から言われて作った規格なので、一般的に知られていませんが認証は5年間の経営計画書を役所に提出して認められたら認定されるシステムです。つまりは5年後に該当する農産物の作付面積の5割以上でこの規格で生産できていればOKということです。作物は都道府県によって違いますが大体70品目ほどあります。

JGAPはひとつの農産物に対してはひとつの生産方法を要求されます

特別栽培農産物では作付面積も5割を満たせばいいので、それ以外は違った生産方法をとることが可能です。そしてそれらもまとめて特別栽培農産物のラベルを貼って販売できますが、JGAPでは認証を受けたときに提出した生産方法しか認められていません。変更する場合はそのつど審査を受けて変更手続きをします。それから圃場や関係書類のチェックも認証の前に審査員によって審査されます。農産物の制限はありません。

以上本当に簡単ですが説明しました。簡単すぎて言葉足らずかもしれないので、機会があればきちんとまとめようと思います。