旧正月ですが信州安曇野にいた頃使っていたブログを転載中です 2017-01-30

旧正月は24節季の二番目にある「雨水」の直前の時期に月が全く見えなくなる状態の「朔(さく)」を1月1日の元旦と決めているので、2017年の旧正月は1月28日でした。

朔(さく)は新月(英語:new moon)ともいいますが、旧暦では朔を1日目にして月の満ち欠けで1か月間の日にちを決めます。24節季の一番最初の朔(1日)なので元旦になります。24節季の一番目が「立春」でその前の日が節分です。この元旦を祝う行事が春節です。

シンガポールやベトナムや台湾や中国などといった古代中国文化の影響を受けている国ぐにでは春節(旧正月)の方が大きな行事になってます。キリスト教圏のクリスマスのような一大イベントです。

「立春」は太陽の黄道という地球を中心に考えて太陽が天空を周回する軌道の春分点を通過する日を天文学で計算して決めているので年によってずれますが、一番最初の朔(新月)を元旦に決めている旧正月ほど大きくずれません。旧暦は月の満ち欠け(朔望)で日にちを決めて、太陽の黄道を移動する場所で月を決めるので太陽太陰暦と呼ばれますが、日本は明治時代に太陽暦に変わったのでそれまで使っていた暦を旧暦と呼ぶようになりました。

有機農業の場合は旧暦というか24節季や雑節で農作業を考えた方が季節感は感じられると思います。でも今は野菜工場の時代なので旧暦は関係ないかもしれません。

信州安曇野は有機農業が盛んな地域でもあります。私は信州安曇野では東急グループの創始者の五島慶太氏が出身地長野県の農業振興のために1959年に設立したゴールドパックで働いていたことがありましたが、雑記帳感覚でまとめていたブログの中から今の業務に関連がありそうなものを抜き出して転載しているところです。このブログの方は2011年に帰郷してからも日記代わりに使っていたので今は新規就農までの部分の転載作業中です。ここ2~3年更新を止めていた部分も埋めていけると思いますが、おととしの夏にPCが壊れた時にHDに格納していた写真データが破損したのでまだ復旧作業を続けています。熊本地震や糸魚川大火などをみるとクラウド利用も必要かと思ってその導入準備のための勉強も始めたばかりです。