今年の在来品種のヤーコン。1月12日に掘り起こしました-2023-01-12

2023年2月17日

赤紫色のヤーコンイモでした。50から100グラムほどの3本でしたが、やっぱりイモの表面(肌)がきれいです。在来品種は大きく育ってくると表面が割れる(裂ける)ということが問題になっていましたが、これ(イモの肌がきれい)は能登半島の赤土のせいでしょう。
こっちの赤土は粒子が砂のように細かくてじゃがいもも肌がきれいなものが出来ます。それで「能登赤土じゃがいも」でブランド化されています。
赤土で問題があるとすれば、通気性と水はけが悪いことだと私は考えてます。じゃがいもだったら種イモを植えて3か月くらいで収穫できるのでそれほどでもないですが、ヤーコンは4月に植えつけても収穫は11月12月の初霜が降りる前からと長期間土の中です。
長い期間、通気性と水はけを良くし続ける工夫が必要なので栽培難易度は高めです。
今地震で注目を集めている珠洲(すず)地域の珪藻土の土壌の方が栽培条件は良いかと思います。確か珠洲でも栽培してますね。
うねを高くすればいいのかというと、35度を超える厳しい夏の暑さに弱いので、高温で枯れる被害が北陸でも起きてます。天気予報で35度を超える気温のときは畑の地面では40度を超えてます。
それで私の方は雑草で畑の表面を覆う草生栽培で試作を続けてます。
今はその雑草がイノシシが掘り起こさないペニーロイヤルミントと西洋わさびに変わりました。
ヤーコンの種イモの保存は土の中でやってみたら上手くいったり失敗したりだったので、一番最初に試した方法に戻しました。
直射日光が当たらない倉庫の中で「もみ殻」の中に入れてます。来年用というか今年使う種イモは確保できたのでまぁいいかな。
株の増やし方は知っているので、今年はきっちり10アールあたり何キロ収穫出来たか分かるような栽培にします。
10アールだと大体2000株ほど苗が必要です。
今年は10アール分のヤーコン畑と2000株分の苗を作ります。イノシシ対策はほぼ完成したので。