適地適作 2012-10-14

2017年1月29日

お借りした休耕田は一枚一枚土質が違いました。

それでその土質にあった作物を探すところから始めました。

一方で穴水町ではまだ誰も栽培していないと

思われる作物も植えてみました。

無化学肥料無農薬栽培で半年間やってみましたが、

このままいけるという手応えはつかめました。

有機農法に関しては、ぼかし肥料の材料は人それぞれ違います。

私の場合はもしも中国を始めとする外国からの輸入がすべて

止まったときのことを仮定していました。

自分が住んでいる地域の中だけで調達できる資材を利用して食料を生産するには?

ということです。

それでもみ殻や米ぬかや籾殻くん炭や

雑草堆肥(現在作成中)を中心にした施肥になりました。

そして種も自家採種できる品種を栽培することにしました。

来年度から栽培する作物については、「そば」とそばの薬味として利用する

「辛味大根」や「とうがらし」を中心にします。

実は「そば」については今年の3月くらいに私がまだ前田農園にいたときに

そばが好きな方がいていろいろと話をしていました。

それで自分なりに調べてもいましたが当初は無理と判断していました。

・休耕田の転作利用なので十分な排水対策が必要なこと。

・収量が1反辺り60キロくらいと水稲と比べてとても低いので大面積が必要なこと。

・就農1年目で広い面積の休耕田を借りられるかどうか分からないこと。

けれどもいざ始めてみると休耕田は予想以上にたくさんありました。

これなら「そば」栽培も可能だと判断して

どんどん休耕田をお借りすることにしました。

私としてはやるからには転作のための「そば」栽培はしません。

無化学肥料無農薬栽培で1年目から特産品を狙っていきます。

そうしないと収量が低いので採算が取れないという心配もあるからですが。

細かい栽培管理については認定農業者の件もあるので

いろいろな人と相談しながら進めていきます。