借りている農地の現在の状況「旧田エリア」 2015-10-25

2019年9月28日

[2018-03-22追記]
現在は「女良川」にしています。(おわり)

kabuto

☆が一番上に見える場所が最初にお借りした農地です。

JGAPでは周囲の状態の把握も重要なので

上から順番に簡単にまとめます。

一番最初にお借りした農地です。

kyuden

赤く囲んでいる部分ですが、黄色い☆の部分は危険箇所です。

左側の平地の部分にも水田がありますが、

昔は大雨になると土石流が発生して左上の水田から

下流の水田までこの辺り一帯が土砂に埋まったと聞いています。

それで上流側では石垣を組んで土留めをしています。

そのためこの辺りの水田は堆積している土砂の量が多いので

田植え時期になるとトラクターが深みにハマって

動けなくなる姿をたまに見かけますね。

下流側の水田は過去に区画整理をしているので

均等な大きさの水田が広がりますが

私が借りている休耕田の一帯はそうではないので、

地元の人は「旧田(きゅうでん)」と呼んでいます。

2012年に借りてからほ場番号を1番としてきましたが、

現在は管理する農地が増えたので「旧田」エリアとしています。

下の赤枠のところの農地は用水路以外に矢印のある山からも

1年中水が流れてきている状態です。

危険箇所の理由はいくつかあります。

ひとつは2007年の能登半島地震の被害で地盤に亀裂が入った状態で

女良川の石垣が崩れかけています。

あとひとつはかぼちゃ畑の生産者が排水溝をユンボで深く掘ったために

雨水が地中に浸透して立ち木が根元から倒れる被害が続いています。

雨の降り方次第ですが今後10年以内にどちらも崩壊する可能性が高いと私は判断しました。

それでこのエリアのJGAPは飛散してくるゴミの件もあるので考えていません。

甲地区の集落の入り口に当たる場所なので私が栽培して増やしている景観用の

ひまわり、スイレン、おみなえし、匂いしょうぶ、彼岸花あたりを植えていくつもりでいます。

下のほうの区画は去年の2014年4月からお借りした休耕田です。

休耕する2年前までは慣行農法の水田だった場所です。

昨年は、においしょうぶと畝ではアピオスとバターナッツかぼちゃを栽培してみました。

バターナッツかぼちゃは失敗しました。ここの田土でトマトの育苗も試しましたが失敗しました。

においしょうぶはその前の年に甲駅地区で栽培したものから株分けしたものですが、

順調に生育しました。そのまま越冬させてみましたが問題なく増え続けています。

水稲を田植え機を使って作る前は水田の一画ににおいしょうぶを植えていたそうです。

だから育って当たり前ですが、用途としては端午の節句のお風呂用以外に

漢方薬の菖蒲根としての利用を考えています。

アピオスは前年に上のほ場で栽培して収穫せずにその場に越冬させた種芋を使っています。

収量はわずかですが、高畝栽培で育成は可能なことが分かりました。

去年はこの場所にそのまま越冬させました。

自家採取3年目になる今年は放置して無事に成長するか

こっちの雑草に負けてしまうか様子をみていましたが大丈夫そうですね。

種芋が完成したので来年からは収量を増やしていく作業に入ります。