輪島市で「がれき受け入れ」が決まったことで 2012-07-08
(北國新聞 2012-06-26 がれき受け入れ要請決議を可決 輪島市議会 )
輪島市議会は25日、岩手県宮古市のがれき受け入れを表明するよう市に求める決議案 を賛成多数で可決した。
引用文の岩手県宮古市が太字になっているのは私の編集です。
さて、この問題が私の住んでいる穴水町とどう関係するのかということですが、
実は穴水町と輪島市は農協の管轄が同じ「JAおおぞら」です。
警察も今年の4月から穴水署が輪島署に統合されています。
ということで他人ごとではないわけです。
私は「震災がれき」の処理については、
わざわざ岩手県宮古市から輪島市まで運んでくる必要があるのか疑問に思っています。
「絆」という気持ちは分かりますが、もしもこの行為が純粋な善意ではなくて
利権がらみであった場合は逆効果になると懸念しています。
まあその辺については今の民主党政権が倒れれば、いずれはっきりすることです。
結局のところ今の民主党政権に対する不信感が混乱を招いている原因でしょう。
震災復興対策も含めて、民主党政権の原発事故の対応のまずさと
議事録の記録さえも残さない徹底した隠蔽ぶりについては、
おそらく危機管理の教科書に最も最悪な実例として永遠に記録されると思います。
話を元に戻しますが、インターネットを見ていて気になる情報を見つけました。
北野進さんのブログ「いま珠洲がおもしろい」http://blog.goo.ne.jp/11kitano22
の2012-07-02の記事で「輪島市 がれき探しで漂流中」というものがあります。
http://blog.goo.ne.jp/11kitano22/e/849822b461910dbaad6a882246c98ebc
こちらを読むと、輪島市がサンプル調査をした宮古市には
輪島市が受け入れるがれきがないことになります。
そして受け入れるはずのがれきの種類も北國新聞で報道しているような「木くずのみ」
だけでなくて「可燃ごみ」になっています。
実際のところは私には判断できませんが、これが事実であれば、
一度がれきの搬入が始まれば「何でもあり」の状態になるということではないでしょうか?
せっかく善意で震災がれきを太平洋側から日本海側まで運んで処理をしようとするのですから
輪島市には住民の方に最初に約束した「がれきの受け入れ基準」は守ってほしいものです。
(この文章を書くにあたって参考にした記事)
北國新聞 2012-05-22 輪島、全国一厳しく がれき受け入れ基準
いま珠洲がおもしろい 2012-07-02「輪島市 がれき探しで漂流中」
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