土壌管理:高畝で不耕起栽培 2015-07-23

2017年1月24日

2012年当初は普通に教科書通りに額縁明渠を作ったり排水溝を整備したり刈草をすきこんだりしていました。それらは田畑転換を念頭に置いての作業でした。でも2年目の2013年夏にはほとんど効果が見られないことに気がつきました。

ひとつの解決策として私の場合は高畝で不耕起栽培用ベッドを作ることにしましたが、今度は雨が降ると水が通路部分に貯まったままで晴天になっても通行が困難な状態になりました。

それで2014年からは改良作業に移りました。今までは「通路ーうねー通路と交互でしたが、改良版では「排水用通路ーうねが2本連結で中央に25~30センチほどの刈草を敷いた通路ー刈草などを捨てる通路」という形に変えました。水が貯まりやすい排水用通路はビオトープも兼ねています。

適正な畝幅がまだ十分に分かっていないので現在も試行錯誤をしています。田畑転換については用水が雨水頼みなので水不足で水田に戻せないことが分かって断念しました。それで圃場1筆全部を転換するのでなくて、畝と畝の両側の通路の部分を一定の年数が経ったら入れ替える形態を採用しました。

深耕して天地返しをしたり耕盤を破砕するのもひとつの方法ですが、私はそういう農機を所有していないのとクワやスコップといった手作業では大変な重労働です。それで表土から20センチほどの耕土と刈草などの有機物のみで高畝を作ることにしました。

あぜの部分の法面が1~2メートルと高い圃場については表土を法面に積み重ねる形で50~60センチほどの高畝を作ることにしました。残りの法面の部分が風除けになる計算です。

まだまだ作業が途中なので早急に仕上げます。