穴水町の能登ワインとかぼちゃ畑 2016-01-04

2021年4月13日

昨日東京から来たJGAP指導員の方を案内した場所を今日もう一度まわって

説明した内容を思い出していました。

スタートが穴水駅だったのと穴水に来たことがないらしいから

簡単な観光案内も兼ねてます。

しかし午後からはびっくりするくらい晴天になってほっとしました。

午前中の土砂降りの雨はなんだったんだ?

となるけれど「弁当を忘れても傘は忘れるな」の冬の石川県なので普通です。

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上が「能登ワイン」で下が「ミスズライフ」のきのこ工場です。

ここに来る途中に中居(なかい)の遠藤関の「のぼり旗」がたくさん並ぶ

交差点を通りましたが、今はまだ相撲をやってないから見れませんでした。

能登ワインを知らなかったのは東京の人だから、まあそんなものでしょう。

おかげで能登ワインの知名度上昇に貢献できました。

かぼちゃは能登野菜に入っている特産品のひとつですが、

生産農家によって土作りが微妙に違います。

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上の2枚の写真に見える緑色の草の列は草マルチ(リビングマルチ)です。

農業でマルチというと地面(土壌)の表面を覆う資材を指します。

一般的には一番下の写真のようなビニールを指す場合がほとんどです。

黒、銀、緑、透明といったいろいろな色のビニールマルチが売られていますが

色の違いによって地温が変えられたり太陽光線の反射具合が違うので

作物の生育に大きく影響します。

草(ここでは麦類)を使う場合は夏にかぼちゃが実をつける頃になると

草丈が1メートル近くなるので刈り取れば敷き藁代わりになると説明しました。

ビニールと違って麦わらなので片付けなくても腐って土に還るので作業が楽だとも説明しました。

ちなみに穴水町ではかぼちゃを栽培すると10アール当たり3万5千円の助成金がもらえます。

だから助成金目当て?とうわさされる生産者もいますが、

環境保全だの有機農業だのときれいごとを言っても最後はお金だと私も感じています。

お金がたくさん儲かる作り方ができる人が田舎では評価されるとも思っているし

儲かる作り方のできる人のすることはわりとすぐに周囲の人が真似をし出すので分かりやすいです。

JGAPの管理基準とは直接関係がありませんが、

みんながやっている栽培方法をチェックしてみると

その土地特有の風土が見えてくると思います。