借りている農地の状況(入り江地区) 2015-10-25
入り江の左側は航空写真を見れば分かるように扇状地です。
左上の農地はかつては葉タバコを生産していた農地です。
私が2011年に戻ってきた頃にはすでに葉タバコはやめていました。
本家の親父さんが先祖代々この場所で水稲を作っているので
昔話をよく話してくれて助かってます。
耕作放棄地を再生させるにしても水田だった頃はどんな状態だったのか分かって取り組むのと
予備知識がなにもない状態で取り組むのとでは、特に危険な場所の発見で大きく違ってきます。
葉タバコ栽培が始まったばかりのときは使っていた除草剤が用水に混入してきて大問題になったそうです。
今でも雨が降ると赤土が混じった水が流れてくるので念のために水質検査が必要だと感じています。
それで水質汚染対策として緑の二本線はかつての能登鉄道の線路跡ですが、
その線路跡の土手の下に沿っている用水路側にビオトープを作りました。
それからこのくらいなだらかな傾斜だと「中山間地域等直接支払制度」の対象外になります。
平成27年~平成31年までの第4期対策が7月から始まりましたが、
今年の4月に私が借りている農地を全部返してくれと話がありました。
私が農地を探しているときに親父も手伝ってくれましたが、
親父は「あんたの方で返してくれと言ってきたらいつでもすぐに返すから貸してほしい」といって
集めていたので、こうなった以上は仕方がないですね。
結局私が借りている農地を返す話は6月半ばには立ち消えになりましたが、
返すつもりでいたので今年の春は作付けはまったくできませんでした。
むしろ作付けよりも多年草の作物を植えているほ場もあるので移転先を探さないといけません。
それで急きょ入り江の右側の赤枠の部分の休耕田をお借りしました。
線路跡は自動車が通れる作業通路に使えるかもしれないので草刈をしています。
この一帯が中山間地域等直接支払制度の対象外だというのは、
話がなくなったときにここは違うからと知らされて分かりましたが、
今から作付けをするにしてもサトイモは終わっています。
いそいで輪島のワイホームにまだ残っていた
「五郎島きんとき」というサツマイモの苗を100株買ってきて植えました。
現在はJGAP認証と有機JASの予定地で考えています。
甲地区のあちこちの耕作放棄地で始めてみましたが、経営効率も考慮すると
ここの入り江地区から甲駅地区のエリアがベストではなくてもベターな選択肢だと思います。
問題は耕作放棄地をきれいにすると農薬や化学肥料とゴミを飛ばす生産者が
そぼにくるかもしれないことですが、ここの場所は私の親戚もいる場所なので大丈夫だと思いたいです。
別の問題点は「イノシシ」です。
これについては来年2月に石川県の狩猟免許の講習があるので
「わな猟免許」を取得して対応しようと思います。
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