日本有機農業研究会について簡単に理解できそうな資料を出しておきます-2020-01-29

設立のきっかけは1970年代の農薬汚染です。

朝日新聞の新聞記事で大きな社会問題になりました。有吉佐和子さんの新聞小説の複合汚染などあります。今は反原発闘争も加わりました。
この流れがあるので、生産者以外に一般の市民の方も会員にたくさんなっています。
今の会員数では生産者の数までは分かりません。
ちなみに石川県は普通の会員が2名です。
そのうちの1名は私です。

基本的に朝日新聞寄りだと私は感じています。

総会以外のイベントに参加しなかった理由は、そういった市民活動家との接触を避けるためでした。


今回の総会でも東京五輪の食材の話は全くありませんでした。

ほとんどが反原発です。たぶん今後も反原発路線で進むでしょう。

 

今回初めて水俣病の水俣市を訪れてインターネットの情報だけでは得ることのできない空気を感じ取りました。原因企業のチッソについても今までよりも深く知ることができました。けれどもオーガニック食品だけを必要とされる方には政治問題は別の次元の話であると私は考えています。


昔まだ防衛庁だった朝霞自衛隊にいた頃に有機野菜を官舎に宅配する業者がいました。注文した方の話では一緒に反自衛隊のチラシが入っていたそうです。当時はPKOの海外派遣が始まった頃でした。それで朝霞自衛隊ではその業者を要注意扱いしていました。業者は
「らでぃっしゅぼーや」だったと記憶しています。

これが私が有機野菜に触れた初めての体験でした。その時から有機野菜イコール反戦左翼というイメージが私には出来上がりました。去年頃から虎ノ門ニュースの番組内で上念司さんが発言している「世田谷自然左翼」というイメージに似ていると思います。

それでも日本有機農業研究会に入会したのは、2011年に農家実習をしながらインターネットで有機農業の勉強したときに、教材の中に日本でオーガニックを有機という言葉に翻訳して有機農業の定義づけをした団体であることを知ったからです。日本有機農業研究会の活動を知らなければ日本の有機農業の歴史は語れないと考えました。以来今まで7年間有機農業についての技術的な勉強はこの団体の発行する書籍と所属している生産者の方から教わりました。

その部分については感謝していますが、政治思想的には考えが異なります。

私はそういった政治活動とは関係なくオーガニック食品、
それもメイドインジャパンの食材を世界中に生産販売できればいいと考えています。

それで日本有機農業研究会とは別に有機JASの団体に入っています。生産者さん向けにはそちらの団体の方が有益な情報を得られると思います。
日本有機農業研究会にはもうしばらく普通の会員でいるつもりです。

*フェイスブックの記事に加筆しました。