堆肥撒き 2012-04-04

2019年9月9日

朝は直売所に出荷する人参とじゃがいもの袋詰め。

人参の方は有機JAS認定の条件である3年以上に満たない畑のものなので

「有機JAS転換中」というシールを貼りました。

私の場合も今から新規に始めるのでこれに該当します。

有機JAS認定には最低でも土づくりだけで3年かかるわけです。

これに有機栽培で育てた種を使わないと

有機栽培の野菜とは認めないというのが

現在の世界の大きな流れになっています。

それならばどうせやるなら種から始めた方がいいでしょう、

というのが私の考えです。

午前は昨日草刈りをしたガラスハウスに堆肥を撒いてから

麦(農林61号)を蒔きました。いわゆる麦マルチです。

ここはトマトを植えます。

堆肥は落ち葉と野菜の残滓(ざんし)と除草した草のみでできたものです。

2年以上自然に置いておくだけで腐葉土になってました。

堆肥の中にカブトムシの幼虫がいたので

まだ落ち葉状態の堆肥枠の中に入れました。

その後は、トマト栽培用の10.5センチポットに腐葉土をつめました。

腐葉土はブルーシートがかけてある中にあります。

放射能濃度の検査の結果は大丈夫だったそうですが、

自作で堆肥作りも大変な時代になりました。

東京電力の上から目線の値上げ通告は怒りを通し越してあきれます。

堆肥の作り方を教わりましたが、

最初は落ち葉を木枠に詰め込むそうです。

その後はその状態で何もしないで蓋もしないで、

ひと冬の間、雨と風に晒して雪に埋もれさせます。

それを春と秋の2回積み直して放置するだけだそうです。

ブルーシートの中の堆肥は1年たったものでした。

まだ完全に分解されていないので、

ふるいにかけて使いましたが、

2年もすればその必要もなくなる感じでした。

米ぬかなど混ぜる方法はその期間を早める効果があります。

しかし大自然の中では100年かかって1センチの堆肥ができます。

それを考えれば2年かけて堆肥を作るのも悪くないと思います。

午後はガラスハウスの管理機をかけた場所を

レーキでならして水をまきました。

他にも細かい作業がいくつかありましたが、

明日から新入生が入ってくるので少しにぎやかになると思います。