有機栽培のモデル圃場作り 2013-11-04
有機農業2年目で改めて感じたことは
モデル圃場を作らないと分かってもらえないということです。
農業は結局のところ結果が全てです。
苦労が多くて儲からないから補助金出しても若い人はやらないだけです。
理屈がどうであれ儲かると分かればみんなやり出します。
有機農業の一番の問題点は誰も儲かる方法が分かっていない点です。
技術的な部分でさえ栽培マニュアルみたいなものを国が主導してようやく作り始めたところですから。
儲かる方法が見つかれば企業がどんどん進出してきますよ。
需要が確実にあるのは都会にいる人ならば誰もが分かっていますからね。
今は入り江の奥にある5号圃場が30アールほどの農地でまとまっているので
ここを有機JAS認定圃場にする作業をしています。
上の写真の矢印は水の流れです。
左上から水が流れてきますが、そこには開けた農地があります。
おととしまでは葉たばこを栽培していましたが去年からジャガイモ畑になってます。
有機農業では水質の管理も重要な基準のひとつです。
それで排水作業と並行してビオトープを兼ねて一時的に水をためて
浄化させる目的の池を作ることにしました。
この作業を10月27日から始めています。
最初に作業通路に沿って簡単な排水路を掘りました。
それから耕作放棄地だったので「かやの地下茎」を取り除く作業があります。
地面を全部掘り起こす必要があるのでこちらも少しずつ手作業で進めています。
唐鍬(からくわ)を使って掘り起こした部分に刈り草をかぶせているのは水はけを良くするためです。
この刈り草の上に掘った土をかぶせて土手を作っていきました。
ここの区画の池(ビオトープ)の面積は下の写真のとおりです。
ここまでで3日かかりましたが、初めてする作業なので何日かかるか分かりません。
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