まだキクイモ栽培ほ場の準備してます-2018-04-21

2019年10月23日

facebook休止中ですが、GWまでには戻ります。

キクイモについては金沢中央卸売市場さんの方から金沢市では需要が見込めるから生産してみませんか?とアピオスを出荷していた時にありました。キクイモは耕作放棄地対策としてキクイモ栽培を推奨している自治体も知っていたので、3年前から親戚が栽培していた種イモをもらってネットの情報を参考に試験栽培をしていました。これまでに分かったマイナスなことは、

  1. 収穫後の日持ちがしないので市場から遠いと鮮度を維持する工夫が必要になります。
  2. イノシシの食害もあるので下手をするとイノシシのえさ場を作ることになります。
  3. 農地の肥料分を全部吸収してしまうのと、少しでも残っていれば繁殖するので、他の作物を栽培しにくいことです。

ドイツ産のキクイモで無肥料無農薬という記事も見られますが、肥料分特に窒素(N)がないと大きくなりません。あれは植えつける前に肥料を入れていない意味だと私は考えています。ヨーロッパの昔からの農業スタイルは三圃式農業で休耕地を組み込んでいます。休耕地に緑肥用作物を植えて土づくりをしていますが、農地面積が狭い日本では難しい方法です。でも現在は休耕地とは似ても似つかない耕作放棄地が増大しています。かといって休耕地という発想がもともと日本にはないので、何も作付けしていないと、緑肥作物も雑草扱いです、とやかく言われます。

ともあれ試験栽培を通じて発想の転換がキクイモ栽培では必要だと考えました。

キクイモ栽培の次の一年は休耕地にして、どうせ他の作物はできないので、雑草その他の緑肥植物で地力を回復させて翌年にキクイモ栽培をするサイクルで始めてみます。