料理用でローズマリーを出荷してみました-2019-11-15

2019年11月16日

森本石油さんにヤーコン茶の作り方を聞きに行きました

11月4日に穴水町の森本石油さんに収穫したばかりのヤーコンの全体を届けました。

翌日の森本石油さんのフェイスブックにはそのときの話が出ています。

ヤーコンは葉っぱがヤーコン茶として利用できます。

森本石油さんは能登ワインのブドウの葉っぱでブドウ葉茶を作って市販しているので、お茶づくりのノウハウを持っています。それでヤーコン茶の作り方を教わりに行ったわけです。

下の画像は森本石油のブログからお借りしました。

 

そのあとローズマリーの注文を頂きました

いつもはクリスマスの飾りつけ用でしたが、今回は料理用でした。

なんでも東京に行ったときに知り合いのシェフさんから頼まれたらしいです。

料理用?料理用ですね?

東京や大阪などの大都市の野菜売り場ではフレッシュハーブでパック詰めで売られています。

下の画像は2016年5月にJONAの有機JAS講習を受けるために東京に行ったときに新宿伊勢丹の食品売り場でみつけたローズマリーです。だから料理用のイメージはありました。

2年前に金沢中央卸売市場に出したときは15グラム79円でした

翌年2月に「顔の見える能登の食材」で少量ですが、石川県の相場を知りたくて出荷したことがあります。

そのときは5本入りで15グラムの1パックで79円で買ってもらいました。

売り立て報告はメール配信の手続きをしているので、その日の午後には送られてきます。

このときの結果からローズマリーでもコスパを考えたら採算が取れると考えました。

それでJGAP認証用の作物に入れました。問題があるとすれば栽培適地の確保ですが、ここでつまづいて今になっています。

本当だったら今頃はローズマリー畑ができているんだけどなあ。

まだ親株だけです。

ウラジロ採取が始まるとローズマリーを出荷できる時間がなくなるので、すぐに出荷準備をしました。

ローズマリーは香りが命ですが、香りが凶器にもなります

大きく育っているのはトスカナブルーという料理用で普通に使われている品種です。

入浴剤や消臭剤の香りでローズマリーがありますが、実際の生のローズマリーの香りはもっと強いです。

ローズマリーの収穫で使ったハサミや手袋や場合によっては衣類までローズマリー専用にしないといろいろな場所がローズマリーの匂いだらけになります。

匂いもクレームにつながる大きな原因の要素なので、他の作物の収穫選別作業と区別させる必要が出てきます。それで他の食品に勝手に匂い移りがしないように道具はローズマリー専用と分けています。

保管場所でも匂いが漏れるので密封させる必要が出てきます。

でも生のローズマリーは枝を水につければ根が出てくるので呼吸しています。

密封してぎゅうぎゅうに詰めると傷みが早くなって鮮度が落ちるので入れ物をダイソーの100均で探しました。ハサミは料理用の場合は枝の先端部分の利用が多いので、100均の剪定(せんてい)ハサミでも十分使えます。

でも風通しをよくために太い枝を切る場合は刃がボロボロになるので無理です。

 

バッタの親子がいました

収穫作業をしてみましたが、株が大きくなりすぎているので、状態の良い枝先となると思ったよりも少ないですね。もう少し収穫できると思っていたので株分けしないといけません。

 

 

収穫その日のうちに森本石油さんに届けました

数量の指定がなかったので、とりあえず「顔の見える能登の食材」の大箱に詰めれる分量を届けました。

ローズマリーの親株は完成したので、もう少し栽培環境からきちんと仕上げていけばそれ相応の値段で取引できるはずです。

今は元水田だった場所でもローズマリーが出荷できるレベルまで栽培できたという実績の方が大きいです。次は量産化です。